【国際学会発表】”アジア版Well-being”を測るものさし作りの試み

2023年9月19日~23日、東京一橋講堂にて、国際合同学会:Joint Congress of ICOH-WOPS and APA-PFAW 2023(国際産業保健学会 職場の組織と⼼理社会的要因科学委員会 & アジア太平洋 仕事の⼼理社会的要因に関する学会の合同学会)が開催されました。
”Imagine! Decent work beyond COVID-19"と題して、職場の心理社会的安全な風土づくりや、働く人のウェルビーイング、働き方のデジタル化など、幅広い話題で、たくさんの興味深い発表に触れることができました。海外からも多くの研究者が参加していました。
今回は、Development An Integrated Well-being Scale統合版ウェルビーイング尺度作成の試み)と題し、これまで西欧的なポジティブ側面の強いウェルビーイングの測定方法に、アジア的な要素を加味した統合版尺度作成の試みについて、発表しました。
興味を持ってくださった他国の研究者、早速研究に本尺度を使用したいと仰る方もいらっしゃり、嬉しく感じました。
私たちの分析の結果、アジア版Well-beingは以下の6つの因子
  1. 感謝と思いやりのあたたか因子
  2. 挑戦、好奇心、チャレンジの成長因子
  3. びくびく、弱虫を乗り越える因子
  4. ほどよいゆとりのバランス因子
  5. 人生に満足する因子
  6. 落ち着き、受け入れるオトナ因子
が抽出されました。今後さらなる分析を進めます。ご興味のある方はご連絡ください。